大人の和食器屋さんすい
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和食器とひねり

はは~ん

さては今回、手びねりの話だな・・・なんて思った方、ざ~んねん

和食器がヒネル話しです。

簡単に見えて実は名人芸

和食器屋に「黒波目シリーズ」の板皿(プレート皿)群があります。

このような品を私は「板もの」と呼んでいます。

テーブルの上に置くとほぼピタリと水平にガタツキもなく収まっています。

実は、土の板を細工して作る品なのですが、この板はローラーと呼ばれる伸ばし機を使います。

な~んだ、んじゃ素人でもできるじゃん・・・

と思った方も多いかもしれません。

いえいえ・・・

少し陶芸をかじった方ならそれから窯に入れての超難しさをご存知かと思います。

もし、あらかじめ作った土の板をそのまま切って形作ってだけで焼成したら・・・

見事に「ひねり」ます。

テーブルに置いたらユラユラとゆりかごのように揺れるくらい(^^;

これは主に土の板の密度が均一でない為に起こる事なんですが

それを完全に反らないように・・・

それは少々無理な話しで、反りを計算して素焼きと本焼成を行うわけです。

もっと正確に言うと、

●できる限りひねりが出ないように土をいじって(指の感覚)

●ひねりを計算して形作る

その証拠に素焼きの段階では綺麗にエビ反っていますが、これら本焼成に向かうとアラ不思議。

見事にまっすぐに平になっています。

つまり

すべて計算しながら焼成し、見事正解。

これ名人芸。

隠れた名人芸なんです。

名人芸はコストを下げる

いかがですか?

これをもし芸のない例えば私がマネをして完成品だけ店頭に並べようとすると

価格は10倍・・・いや30倍ほどに跳ね上がるでしょう。

うまくいかないからです。

普通のプロが作っても2倍程度になる可能性が高いお品なのですが、

多くの経験に裏打ちされた卓越した技術によって失敗を極力抑えた結果のコストパフォーマンスなんですね。

数年前の事です。別府市竹細工伝統産業会館を訪れた際に、館の係の方と私も大変お世話になった伝統工芸士 故佐藤千明さんの話題になりました。 佐藤さんは確か昭和6年くらいの生まれ、私とは親子ほど年が離れた竹細工の名人でした。

私共のページでもその作品が顔をだしています。 本当に良い品は10年たってもその美しさはかわらないばかりか、全体が飴色に変化してさらに美しく凄みを増してきます。 竹の選択と処理が適切に行われるからだと、生前の佐藤さんに教えていただきました。

さて、伝統産業会館の係の方のお話しですが・・・

佐藤さんの竹細工は綺麗でその割に安かった。 ともかく作るのが早いので沢山できるんだそうです。

対して今の方(作り手)は、その域には届かないのに値段は高くなっている。 作るのも遅いからです。

名人芸はコストをも下げるんです。

それを高く売ろうなんて考えない、日本人が本来持っていた「清廉さ」を実践していた時代の方でした。

陶芸の世界も同じような事が時々見受けられます。

「やすかろうわるかろう」という言葉がありますが

おとなの和食器屋さんすいでは、「やすかろう」=「良心的な名人芸」という事も多々あるのです。

安くて悪い品はもちろん扱いませんが・・・

少しほろ苦いお話しでした。

佐藤さんとのお付き合いは、私がまだ通販を始めるずっと前の事でした。

でも佐藤さんから学んだ事も含め、ぜひ皆様に少しずつでもお話しできればと思っています。

それではまた。

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