大人の和食器屋さんすい
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器の三つ目の愉しみ

もうひとつの愉しみ

さんすいから届いた荷物をほどいて・・・

包みを開けて

手にもって

上から下から横から眺めて  うん(´ー`*)ウンウン にんまり

お料理やデザートを盛り付けて ウッ~トリ・・・

上から見て

横から見て

下からも見たり

これ三次元、縦・横・高さの三つの軸で楽しめるわけです。

楽しみの三つ目の軸

実は和食器はもうひとつ軸がありまして、

それは「時間軸」

使い込んでいく事で、様々に変化していく様子を楽しむ事ができます。

これ・・・洋食器ではあまり聞いた事がありません。

もちろん古い骨董品に価値を見出すのは世界共通なのですが、変わりゆく様(さま)を楽しむというのはあまり聞いた事がありません。

日本人の感性

私たち日本人は、古くから台風や地震・火山など地理的に様々な試練を受けて現在に至っています。 今でこそ予報や頑丈な建物や土木工事のおかげて何とか乗り切っていますが、長い歴史のほとんどの時間はひたすら耐えてきたと思われます。

 

そんな中で、私たちの心は「ありのままに受け入れる」という精神が宿ってきたのかもしれません。

昔読んだ本に書かれていたある実話を思い出しました

何十年も昔、ヨーロッパに単身渡航して長らく遊んでいた日本の男性がいました。 彼は語学もできたので日本からの旅行客のガイドなどして小遣い稼ぎ。 現地の女の子ともあちらこちらと遊んでいたそうです。今でいうチャラ男とでもいいますか・・・。

ヨーロッパですからそりゃ美人でスタイルも良い色んな娘ととっかえひっかえ恋をして遊んでいたのですが、いつしか何か心が空しくなっていたそうです。

そんなある日、日本からの観光客の若い娘さんのお相手をしました。 当時ですから現地の女性に比べれば背は低くて容姿なんぞ勝てるはずもない・・・でも「まぁいっか」(←失礼な!)なんて思いで一夜を共にしました。

その日は夜半からあいにくの雨・・・

やがて朝になって窓のそばで空を見上げながら日本人の彼女がつぶやくのです

「あら・・・雨ね・・・」

彼はその時、ハンマーで頭を殴られたようにショックを受けました。

俺の長く感じてきた「虚しさ」はこれだったんだ!

これまで付き合ってきた女性は、同じようにベッドや部屋から雨だとわかるとと舌打ちするか傘の心配をするばかり。

雨を雨として「受け入れる感性」を共有できない事に長い間気づかず虚しさを感じていた事に気づいたのです。

古くは茶道などで変化していくお茶碗の様を楽しんだりする事などは、私たちの心に宿るこの「受け入れる感性」のひとつの証ではないかと思います。

日本は、災害が起きた際に他の国よりも比較的治安が安定して、皆自主的に助け合う事が多いといわれます。これも災害に反発する事なく「受け入れる」という感性がベースにあっての事かと私は考えています。

ちなみにその日本人の彼女は今の彼の奥様だそうです。

ちなみにその「彼」は私ではありません。

長い脱線で恐縮です。
お話を戻します(反省・・・)

器の変化を、英語のステイン(錆や汚れ)ではなく「風景」として受け入れ楽しむ感性は、縦横高さに続く私たち日本人の心に宿るもうひとつの愉しみでもあるのです。

和食器に感じる命

ところで・・・

花をもらってちょっと困る事・・・の理由第一位に

枯れてしまった後の処理に困るから。と、テレビを視ていて聞き及んだ事があります。

きっと、枯れた花を捨てるのに気が少しとがめる優しい方なのでしょう。

それでは、形・色・触感・重さなどが本物と全く同じの完璧な造花が存在して、おまけに完っ璧な香りまで持っている物を贈られたら?

などと意地悪く思ったりもします。

その「モノ」は生きてはいないですから、当然死なない(枯れない)わけです。

私は、どうしても魅力を感じない・・・というより何だか醒めた目で冷ややかに見てしまいます。

お花屋さんからいただいてくる、野山やお庭から摘んできたお花を愛しく花器にさすのは、その花たちがいずれ枯れるから。

枯れるからこそ「今」そこにある花たちが愛おしく大切に感じるのではないでしょうか。

少しずつ変わり行きやがて枯れる・・・

これは私たち人間と同じですね。

生け花はいつか枯れるからこそ「今」を大切に花を生ける

つまりお花にとっては「枯れる」事も魅力のひとつであると思います。

ところで和食器をはじめとする器にも私たちは同じ感覚を持っているようで、

色も形も手ざわりも重さも完璧な落としても絶対に割れない欠けない和食器があったら・・・

ほとんどの方は「?ちょっとねぇ・・・」と心で後ずさりなさるのではないでしょうか。

和食器の楽しみ まとめ

萩焼白掛け汁椀茶陶などは、お茶が染み込んで変わりゆき「風景」を作る事をヨシとしているわけで、比較的柔らかい密度の低い土でできている事が多いので、割れやすく欠けやすい事が多いのですが、だからこそ大切に愛おしく使われている事は間違いないと思います。

同じ器でも、時間とともに変わりゆく様を愉しむとでも申しましょうか。

「縦」「横」「高さ」の3次元に「時間」という新たな軸ができるわけで、これで魅力が数倍増えると思います。

変化する事で、時間という軸ができる和食器たちに、私たちは限りある「命」を感じるのかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の話題、「変化を愉しむ和食器」の代表的な焼き物に山口県の萩焼きがあります。 私どもでも常に20~30種類を取り扱っておりますのでよろしければご覧ください。

萩焼の一部ラインナップ

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