織部へら目リム大皿

素材と織部釉が織りなす芸術

他の織部釉の和食器のページでも何度もご紹介して恐縮なのですが、織部釉は透明度が比較的高いので、素地の凹凸つまり立体感が緑の濃淡に綺麗に現れる特徴があります。　素地ではザラとトゲある立体も織部釉を施釉すると滑らかな濃淡の模様に様変わりするというわけです。

目で楽しむ石目とヘラ目

中心部のフラットな部分は細かな石目と三本のヘラ目が引かれ、その凹凸を織部釉が優しくカバーして濃淡として表現しています。　お料理をいただいた後に現れるこのしっかりした表情もこのお皿の楽しみです。

シックで優しいリムの表情

直径18㎝ほどのフラットな中心部とは違い、同じ織部釉でもややシックな手仕事の指の跡を感じるような魅力のあるリムはお料理を優しく囲む花びらのようです。　シックなトーンに加えて柔らかな表情がお料理に対して控えめで主役の邪魔をせずに絵の額縁の役割を果たしています。

お料理の為の大皿

お料理を盛り付ける前のこのお皿よりも、実際食卓に座ってお料理やデザートを盛り付けた姿には必ず驚かされます。

少なく上品なお料理

オードブルやデザートなど比較的量を控えた盛り付けの際は、この石目とヘラ目が顔を見せて花を添えてくれます。　余白ならぬ余緑が活きるお正月やお節句などハレの食卓にもお薦めしたい和食器ですね

たっぷりのお料理

いつもの食卓のカレーやパスタ、サラダならリムが少しくらい隠れるくらいまでたっぷり盛り付けてみましょう。　フラットな底から2㎝の深さがありますのでしっかりと受け止めてくれます。　ご覧の通り見事な額縁効果で、いつものお料理は必ず際立ちます。

この大皿の和食器コーディネート

たっぷりお料理たっぷりな時間

もう少し多めに盛り付けてもよかったくらいなのですが、ボリューム感あります。　少し光沢がありますのでガラスとの相性が良い印象です。　織部の緑と赤の相性はご覧の通り大変良いのですが、白（粉引の和食器）も少し加えてみました。　まあまあ収まっているのは赤絵のマグのおかげではないかと思っています。

しのぎ蓋付き豆小鉢　　みずあわスタンドビールグラス

粉引しのぎ片口丸豆鉢　織部石目箸置　削り漆塗り箸

木製スリムカレースプーン　　　　　マグカップ赤絵

少し控えめにいただく大切な時間

デザートや少し控えめのお食事など、赤身のお肉料理やお魚料理にはお薦めです。同じ織部だけではなく、黒や白に金彩銀彩などの和食器を使ってみたのですが、それほどの違和感なく楽しそうに収まってくれました。　余白ならぬ余緑がお料理を浮き立たせているようでご注目いただきたいところです。　フルーツとケーキの盛り合わせやパンケーキなどにもかなりお薦めの大皿です。

織部ひょうげ片口豆鉢　黒萩輪花ライン小鉢

おとなの削り箸　　　　胡桃の箸置 ノーチェ

刷毛目金彩印花紋ご飯茶碗

個体差について

初回の入荷品で一番トーンの差のあるふたつの品の写真です。　お好み次第かと思いますので、ご希望があれば
「濃目」「薄目」で決済画面でお聞かせください。　在庫の範囲内でお応えできるよう努力いたします。　ご希望ない場合は原則としてどちらかに統一します。1枚1枚変化をお好みの際は決済画面で「□個性を楽しみたい」欄にチェックしてください。

シックで美しい織部釉の表情を持ちながら、その実力でお料理を静かに際立たせる和食器の逸品です。織部釉は、その深みある緑と素朴な質感で知られ、長い歴史を持つ日本の伝統的な釉薬の一つです。この大皿では、織部釉が控えめでありながら存在感を放ち、料理の色と香りを一層引き立てます。

洗練された大皿のフォルムはどんなテーブルセッティングにも合わせやすいデザインです。エッジは繊細でプレート自体の形状は、料理がしっかりと収まるように工夫されています。その形状が、額縁のようにお料理を美しく引き立てる役割を果たしています。

一番魅力的なのは、大皿がテーブルをまるで「絵」のように演出すること。織部釉の深い色彩と質感が、料理をアート作品のように見せてくれます。料理が配置されることで、大皿はキャンバス、料理は絵画となり、食卓自体にギャラリーのような雰囲気を醸し出してくれます。

和食はもちろん、洋食やエスニック料理など、幅広い料理に合わせて使用することができます。特別な日のディナーや、友人を招いたパーティーなどで使うと、ゲストはその美しさに感動することでしょう。

食文化とアートを融合させる逸品、お料理を盛り付けるだけでなく、料理とともに、心を豊かにする空間を創り出すための道具と言えるでしょう。

味のある美しい織部釉でお料理を「絵」にする大皿、あなたの和食器コレクションのひとつとして通販で大切にお届けします。