大人の和食器屋さんすい
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和食器と化粧と素肌対策

こんにちは【おとなの和食器屋 さんすい】の店主乙木(おとぎ)です。

和食器とお化粧について少しお話しさせてください。

和食器の化粧

粉引きは三層構造

実は、土物和食器の世界で「化粧」というと 普通は粉引き(こひき・こびき)という手法の事をさす事が多いのです。

女性のお化粧のように白い粉(化粧土)を素地(素肌)の上に施して、それから透明な釉薬でカバーする。 ざっくり言えばそんなところです。
だから三層構造ともいえるわけです。

写真がちょっと暗めで恐縮なんですが長皿の裏です、真っ白い部分が化粧土で、その上をごく薄い緑青の透明釉が覆っているのがわかります。
白い部分の下はちょっと紫色の素地がみえています。

女性のお化粧でいえば化粧土がリキッドファンデーション、それをおさえるパウダーが透明釉といったところでしょうか。

 

お化粧はファンデーションだけという方も多いと思います。土物和食器でいえば「素地に白い釉薬」という器もあるのですが、これは白濁釉など限られていて変化のある白色となります。以前このコーナーでもご紹介した「濁り」というイメージです。

 

粉引きの起源

昔、朝鮮半島からもたらされた技法で、庶民の白磁の「白」に対する憧れから作られたという説が一般的なのですが、

磁器のような高級(当時)な品を持てない庶民は、どうしても真っ白が欲しい・・・

でも釉薬であんな白がどうしてもできないし、白い立派な磁器なんて持てないし、持ったら叱られるし・・・

そこで白土で三層構造に行き着いたのだと店主も思っています。

 

窯変(御本手)について

写真でもお示ししてる御本手(ごほんで)とよばれる窯変なのですが、これが気まぐれらしく
作り手は窯に入れる酸素の量や温度、焼成時間、はたまた土や白化粧の種類成分などを微妙に調整しながら仕上がり具合をコントロールしています。

この写真は粉引きではありませんが、オレンジピンクの窯変(御本手)がよく見えます。

一般的には土物和食器を好きになるほどに、この窯変(御本手)が愛おしくなると皆様おっしゃいますが、いかがですか。

「この世にたったひとつだけ」を求めるのならば、こんな窯変も楽しいと思います。

 

 

和食器の素肌対策

土物和食器は皆しみている

さてその粉引の器たちは皆、素地+釉薬だけでなくその間に白い化粧土の層を作って白く見せています。
一番上にかけられた釉薬(透明釉)はあちらこちらでヒビや穴があります。
エ? それって不良品?

イエイエ(^^;

およそ土物和食器にはみ~んなありますし、み~んな滲みています。
粉引き(化粧がけ)の場合、一番上の写真のように透明釉の下のそれは乾いたお粉のような状態ですので、とても目立つのです。

つまり肌の色の白い方のようなもので、シミ目立ちますでしょ?

 

染み対策方法

それではそのシミを作らないようにする方法なのですが、簡単に申し上げあると・・・

●油分や汚れを極力染み込ませない為に
1.使う前に水に浸ける(水を染み込ませる)
2.紙を敷く
3.早く洗う

●素地に含まれた水分をできる限り少なくして汚れの定着を防ぎ、カビなどを予防する為に
4.早く乾燥させる
5.風通しをよく保管

以上が予防策となります。

 

以前は、陶器を買ったら米のとぎ汁やお湯でグツグツ煮て一晩置いて・・・などの処理を行う方が多かったのですが・・・
これを粉引き(化粧掛け)の器でやると、全体が水によるグレイ色になってナカナカ戻りません。
現代では、油染みなどを防ぐために、水道水にも含まれるケイ素(Si)を濃くしたものをあらかじめ陶器に含ませて仕上げる事が多くなりました。
これによって油染みも少なくなり安心して各段に使いやすくなりました。

「陶器を買ったら米のとぎ汁やお湯で煮て・・・」というのは、今では一部の(粗い耐熱土など)陶器にだけのお話しとなっているのです。

【おとなの和食器屋 さんすい】では、器によって取り扱いの違いを、お買い上げのたびに丁寧にご案内しています。

今お持ちの器が、どんな種類のものか? どんな処理をされているか?

取り扱いは微妙に違う事、ぜひご理解いただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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