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和食器のタレ

和食器屋のお昼時・・・

女将:おかわりは?

店主:やめとく・・・

女将:アラ珍し。どっか調子悪い?

店主:いや別に・・・

女将:恋わずらいとか?ヾ(*⌒∇⌒)

店主:んなもんない

(下を向く)

女将:それね。

店主:そ

(おなかの肉を摘まんで)

店主:垂れちゃって・・・

女将:釉薬のタレは綺麗だったりするのに自分のお腹のはねぇ

店主:そうそう。。。

って一緒にするなぁ!

今回は和食器のタレについて、と言ってもお料理のタレでもお腹のタレでもありません。器のタレについて少しだけお話しさせてください。

和食器のタレの原因

 

窯の温度

温度は温度計付けてりぁ大丈夫でしょ? なんて思ってたら大間違い。

季節の気温・湿度の変化

まず外気温と湿度、つまり春夏秋冬で温度の上がり下がりが違うわけです。

女将:夏は上がりやすくってか~んたんね?

違います。

夏は外気温が高いので煙突からの排気が比較的鈍くなるのでいわゆるヌケが悪くて苦労すると聞きます。

どちらかというと冬の方が焼きやすいとは意外ですね。

つまり外気温と湿度は春夏秋冬一年中変動し、それに伴い焼成温度も変化。 外気温が高いから良いという単純なものではないのです。

荷積みによる温度変化

「荷積み」つまりどれくらいの器をどの場所にどれくらい入れるかで温度調整は難しくなります。

普通の土物和食器は1200~1250度くらいの焼成と言われていますが、その間の数度の差はまさに勝負の分かれ目。

作り手はその数度の違いを温度計だけではなく炎の色などで察知して色や流れをコントロールしようと日々努力を重ねています。

その他、焼成には「素焼き」と施釉しての「本焼成」があるのですが、素焼きでも焼きすぎると素地が固まって釉薬が流れやすくなる事があると聞きます。

釉薬の種類や調合

釉薬には溶けるデリケートな温度帯があるそうで、一般的に透明度の高い例えば「織部釉」などは流れやすく、ほんの数度の差で流れて全部お釈迦という時もあります。 手前味噌のようで恐縮ですが、当店の織部土鍋や飴釉土鍋の底の釉薬の留まりは見事で、実はこれぞプロの技と絶賛したくなる素晴らしさです。

織部一人用土鍋の底
織部一人用土鍋の底です(裏から見たところ)
白い3つの点は窯の中で土鍋を支えていた道具土の跡です。緑の織部釉が垂れる事なくピタリと裏で留まっている名人芸。

逆に萩焼きの白掛けにつかわれる藁灰釉(わらばいゆう)などは乳白色で透明度が低く、温度を上げても粘性は強くタレる事も少ないようですね。
これはこれでとても魅力あります。
藁灰釉を使った萩焼きの器  ←クリック

比較的流れやすいのは、「黄瀬戸」「織部」「飴釉」「辰砂(しんしゃ)」などで、その点は神経を使います。

もっとも細かな調合は、作り手の企業秘密のようですが、何度もテストピース(試験の為の欠片)を焼いて試してようやく日の目を見る事になります。

まとめ

お読みいただくと釉薬の流れはあまりよくない物と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

お持ちの土物和食器を裏返してご覧になってみてください。 窯の中で下になる部分は釉薬が流れて厚くなる事が多い為に、底や裏には様々な表情を見る事ができます。

しずくのように見える流れも含めて、素晴らしい風景を作り出す釉薬の流れ。

作り手は、それを様々な努力でコントロールして最高の器を作ろうと皆日々努力しています。

 

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