萩焼窯変飯碗
はぎやき ようへん めしわん魅惑のピンクは窯の女神の贈り物、おとな色の飯碗、贈り物にもお薦めの和食器です
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
ご存知、島崎藤村「初恋」の一節ですが、まるで若い二人が初めて手を触れてポッと染めたその頬の色、そんな表現がピッタリの飯碗です。その色模様は窯任せ。魅惑のピンクは窯の女神の贈り物。ご贈答にもお薦めしたい大人の和食器ですね。お遊びの抹茶碗として使われても素敵ではないでしょうか。
日本の土物和食器の代表ともいえる萩焼きの飯碗を通販で大切にお届けします。
【大切なお知らせ】
現在原材料である土などの影響でピンク色の窯変が出ない為に、一旦制作を中止して対処研究しております。 「ご予約」は受け付けておりません。 ご希望の方は「入荷したらお知らせ」ボタンからお聞かせください。
土物和食器ならではの魅力
四百年以上の歴史を持つ日本の茶陶の代表格である萩焼き、その萩焼ならではの土味のすばらしさに、落ち着いた桃色の窯変が入って、優しさと可愛いらしさが器全体に感じられる飯碗です。また、使っているうちに貫入(かんにゅう)と呼ばれる薄いひび割れ模様を作り出して、茶道ではこれを風情として楽しみます。 あらかじめ水に付けておく事である程度防ぐ事ができますがこれも土物和食器の魅力のひとつとして楽しんでいただければ幸いです。
窯変の魅力
窯変(窯変)とは、一般的に焼成方法や素地・釉薬の成分によって窯の中で起こる器の変化の事を言います。
透明釉の変身
飯碗本体の上部の大部分には主に長石と木灰で作られた透明釉が施されています。 普通に酸素の多い酸化焼成すると、一般的な萩焼でよくご覧になる
枇杷色(びわいろ)になります。逆に酸素を絞る還元焼成ですとグレイに仕上がります。
剣ヶ峰の窯変
この飯碗のピンクは、その酸化ではなく還元の一歩手前のまるで剣ヶ峰を歩くような大変微妙な加減でのみ現れる難しいものです。 それだけに窯ごとの仕上がりが違う事も多い和食器です。
高台の魅力
高台には器を支える・熱さが直接伝わらないようにするなど大切な機能がありますが、茶器で有名な伝統工芸品である萩焼では特に、高台は器の鑑賞の重要なポイントでもあります。
萩焼き独特の切れ込み
萩焼の茶碗には高台(こうだい)と呼ばれる器の足の部分に切り込みを入れたものが多く見られます。これは「切り高台」と呼ばれ、萩焼の特徴のひとつとされるものです。殿様への献上品との差をつける為など諸説あるようです。
野趣ある風合い
高台部分には塩秞と呼ばれる技法で赤茶色に染まった素地の野趣ある風合いに仕上げられています。 上部のグレイとピンク色のなめらかなな窯変との風合いが対照的でこれも萩焼ならではの魅力です。
色々な和食器の高台にも注目すると、より楽しい器選びができるかもしれません。
ご贈答にもパートナー茶碗
今風の夫婦茶碗
以前は大小で夫婦茶碗を見かけましたが、現代では大きさにはあまり差をつけない萩焼の2色で「パートナー茶碗」にするのもお洒落で粋ではないかなとも思います。
お相手の好みがわからない時の、ちょっとしたプレゼントにハズレが少ないアイテムですね。 他の萩焼のお茶碗と同様、お遊びの抹茶碗としてお使いいただくのも素敵でしょう。
おとなの和食器屋さんすいの萩焼き茶碗3種の組み合わせ。
萩焼窯変飯碗の和食器コーディネート
萩焼き窯変飯碗の大きさ
下の写真はわかりづらいのですが、CDの上に乗せたところです。CDより若干小さく小ぶりの飯碗です。
ほぼ直線的にせり上がってふくらみもあまりありませんので、容量も控え目です。
このようなデザインの和食器は容量が比較的控えめとなりますので、他の器も参考にしていただければと存じます。
淡い初恋のような窯変の美しさを毎日の食卓でお楽しみください。通販で大切にお届けします。
どんな事でもご質問大歓迎!店主や女将にお聞かせください
同じイメージの和食器
SAME TYPE ITEM同じ大きさや形の和食器
SAME SIZE ITEMReviews
レビューを追加する
レビューを書くには、会員登録しログインしていただく必要がございます。
会員登録/ログインはこちらから
萩焼窯変飯碗
はぎやき ようへん めしわん 1,800円(1,980 円 税込)
萩焼のご飯茶碗は、小さめとありましたが、0.5合分をこんもりとよそれる、女性にお勧めのサイズ感です。
流れ落ちる様な釉薬、土の色、貫入の様子は、勢いのある自然の姿の様でいて、しっくり手に馴染み使いやすく、また他の食器類・食卓にも合いやすく、自然界と人間の暮らしのバランスを表現してるかの様な器に、毎食満足した心地でご飯を頂いています。
届いてから毎日の食事がより一層美味しく楽しくなりました。
この様な器に出会うご縁を頂けました事、本当に感謝しております。
和食器を迎える際には是非またさんすい様を利用したいと思いますので宜しくお願い致します。
《千葉県 E様》
●和食器屋店主より
E様、ご丁寧なお便りをいただき、誠にありがとうございます。 お茶碗も恥じらうほど美しく素敵なお言葉に、ほのぼのとした温かさをしみじみ感じております。
お茶碗のサイズ感は確かに大切で、このご飯茶碗は主に女性の方を意識して企画したものです。 ロングセラーの長い間一度だけダイエット中の旦那様にとお求めになったご婦人がいらっしゃいました。
それはそれでこれもほのぼの・・・女将と目を合わせてほほ笑んだのを覚えています。 各申します私も、最近はお替わりに抵抗される体形(お腹だけ)になりつつあります。
そろそろこんなお茶碗のお世話にならなきゃいけなのかもしれません。
重ねて深く感謝もうしあげますとともに、またのご用命を心よりお待ち申し上げております。
こんにちは。
先日、お茶碗とマグカップ等購入させて頂きました。
細い説明で安心して購入することが出来ました。
届いたお品達はお写真通りで見た途端、器のフォルムと質感にちょっと感動して不覚にも涙が浮かんでしまいました。
マグカップは客用に買ったつもりでしたが、いつ来るかわからないお客様のために棚に閉まっておくのは勿体なくて自分用に変えました(笑)
お茶碗も小学生の娘と自分用に使わせて頂きます。
今度は主人と息子の茶碗を頂きたく先程注文させていただきました。
うちの食器棚の全てをさんすいさんの器たちにしたいくらいです。
たまたま見つけたさんすいさんのサイトでしたが出逢えて良かったです。
これからもよろしくお願いします。
さんすいからお届けする荷物を開けていただくと「幸せをそえて」と文字が見えると思います。お顔を拝見しながら直接お手渡しできない通販だからこそ、お届けした和食器やガラス食器たちが小さな「幸せ」の種となってくれるようにとの想いからです。 今回E様の綺麗な目を潤ませていただいた事も、きっとその「幸せ」のひとつだと身勝手に思って、明日からの大切な心の糧とさせていただきたく存じます。 お知らせいただいた事に重ねて感謝申し上げます。
そういえば高校野球の季節なんですが、あれはもう目頭が熱くなってしまっていけません。しょっちゅう目を赤くして女将から笑われています。最近は子供たちのガタイが大きくなりすぎたのがちょっと興冷めするのですが・・・。まぁ野球に限らず一生懸命な姿は本当に感動の涙を誘います。 ってアラアラ(^^; 何の話だか・・・
今回頂戴した「いつ来るかわからないお客様のため」というお言葉、実はとても意味深いのではないでしょうか。 「使ってこその器」 時代の変遷を経て父より二代にわたって貫かれているさんすいの静かな思いなんです。 もちろん飾る為に作られた品は飾ってこそのお品。いずれにしても倉庫や食器棚にしまわれている間はただの無機質な物という考え方です。だからご来店くだすったお客様にもあまりセールストークはしません。逆に「本当に愛して使ってくださいますか?」と心で問いかけながらご説明します。
というわけで、今回の器がご自身と可愛いお嬢様用になりました事、心より嬉しく存じます。
頂戴しましたご縁をこれからもさらに大切にさせていただきたく精進してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。