辰砂しのぎマグカップ
しんしゃ しのぎ まぐかっぷ辰砂(しんしゃ)釉独特の落ち着いた大人の赤、一本一本手仕事で入れられた鎬(しのぎ)模様が印象的な和食器のマグカップです
ろくろでカップを作り、しのぎ模様を入れ、持ち手を着けた使いやすく持ちやすいデザインのマグカップです。何と言っても辰砂(しんしゃ)釉らしい落ち着いたマゼンタ(赤紫)系の赤に惹かれます。
窯での焼成が難しいといわれる辰砂釉を鎬(しのぎ)模様が浮き立つように施釉して手仕事感いっぱいの器になりました。 どことなく素朴な印象を持つのはこのゆるりとした鎬とややムラのある辰砂釉のテイストのせいなのでしょう。
疲れた心を癒してくれ、元気にしてくれるマイカップとしてお薦めしたい和食器です。
明るい太陽光のもとでは、このページの写真のような赤ですが、蛍光灯やLEDなど室内灯のもとでは、さら落ち着いた渋い赤色に見えます
●数か月に1回のみ制作窯出しとなります
「当たり前」が嬉しいデザイン
ともすればデザインが優先されがちな昨今の和食器ですが、「オーソドックス」は長年使われ改善されてきた「使いやすさ」につながっていると思います。
エッジのわずかな広がり
横からご覧いただくと飲み口の部分の手前で少し縮まってエッジが広がっています。この曲線に口がナチュラルに触れるわけです。 昔ながらの使いやすいお湯のみやコーヒーカップがそうであるように、さりげない工夫が使いやすいデザインとして今に伝えられています。
ハンドルの曲線
ただ曲げて着けられるハンドル(持ち手)ではなく、例えば写真の中指の部分は微妙に上に曲げられています。これだけで持ち心地に差が生まれます。親指の当たる部分の曲線の形(山の高さ)にもこだわりました。
辰砂(しんしゃ)という釉薬
少ない辰砂釉の器
辰砂釉で、よく誤解されるのは辰砂(しんしゃ)という鉱物との混同です。 鉱物の辰砂は、硫化水銀の少々危ないものですが魅惑的な赤色の石。 対して釉薬の辰砂は銅製のお鍋と同じ「銅」を含んだ釉薬です。
鉱物の辰砂のような赤色をしている事から同じ辰砂(しんしゃ)と呼ばれるようになりました。 この釉薬を酸素量を抑えた不安定な還元焼成をすると辰砂の赤が現れます。 酸素の多い安定した酸化焼成をすると主に緑色が現れます。これが織部です。 不安定な焼成方法の為に、赤がうまく思た通りに表現できない為に、辰砂の器は見かける事が比較的少ないようです。
辰砂の色と素朴な魅力
さてもう一度このマグカップをご覧いただくと、鎬(しのぎ:縦の削り模様)の部分を含めて小さなムラをたくさん見る事ができます。 これは意図的ではなく、不安定な還元焼成の中でようやく発色をみた結果なのです。
画一的ではないしのぎ模様も含めて、辰砂釉の表情もこのマグカップの素朴な魅力のひとつだと思います。加えて真赤でも朱赤でもない、落ち着いたおとなの赤である事も和食器らしい嬉しい魅力ですね。
辰砂しのぎマグカップの和食器コーディネート
辰砂しのぎマグカップの大きさなど
満水時で250cc程ですので実用量(八分目)では約200cc強の容量です。高台がしっかりとしていますので安定感があります。 写真の木製スプーンは13.5cm・お箸は23cmほどです。 重なりは良い方ではありませんが、2~3個までならば安定している印象ですね。 手仕事でしのぎ模様を入れている事と、辰砂釉は均一に発色しにくい事からご覧のような程度の個性がひとつひとつに見られます。
食卓に安らぎそして元気をくれる「大人の赤」辰砂マグカップをお手元に。 通販で大切にお届けいたします。
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辰砂しのぎマグカップ
しんしゃ しのぎ まぐかっぷ 2,600円(2,860 円 税込)
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