辰砂蒸し碗
しんしゃ むしわん落ち着いた大人の赤と黒のモダンな蒸し碗 和洋中の様々なテーブルに使える蓋付の和食器です
辰砂(しんしゃ)といわれる釉薬の赤は独特の落ち着いた大人の赤。魅惑する釉薬を私たちは「辰砂ルージュ」と呼んでいます。その辰砂釉と黒釉のシンプルな色使いでこの蒸碗はデザインされました。
外観は黒いボディに蓋の赤い帯でシンプルな出で立ち。テーブルで蓋を開けると湯気とともにチラりと見えるボディ内側全体は辰砂の赤。横に裏返して置いた蓋の裏も大人の赤でちょっとした感動さえ覚えます。
「茶碗蒸しの器」というジャンルに「シンプルモダン」という味付けをして、様々な好みのテーブルで使える和食器を通販で大切にお届けします。
●色味は静止画をご参考にお願いします。
釉薬のデザイン
内と外のコントラスト
蓋付きの和食器の一番の魅力は、食卓で蓋を開けたときの感動なのですが、この蒸し碗の釉薬使いのデザインのポイントは、まさにその食卓での感動にあります。
外側は、赤と黒の二ンです。しかし、蓋を開くと、蓋の裏側本体とも総辰砂の落ち着いた赤が広がっています。正確には本体のお料理の上にチラリそして蓋の裏もチラリと見える漆塗りのような落ち着いた辰砂の赤にまるで「羽織裏」のような面白さがあります。
家外が逆のパターンの案もあったのですが、外から見えるデザインのモダンさと蓋を開けたときの驚きを両立させるために、最終的にこのデザインに落ち着きました。
辰砂の赤
明るい朱赤や真赤も良いのですが、目立ち過ぎずにお料理を引き立てるシックで落ち着いていて強い意志を感じるような辰砂の赤は、私たち日本人の心の琴線に触れるような魅力がある色だと感じます。 実際の蒸し碗の辰砂釉の部分を見ると、所々ご覧のようなグレイの斑も見えます。
実際の蒸し碗の辰砂釉の部分を見ると、所々ご覧のようなグレイの斑も見えます。
形のデザイン
安定感と可愛らしさ
横からのシルエットをご覧いただくと、オーソドックスでいて少しユーモラスなデザイン。もちろん、茶碗蒸しなどの卵を作った蒸し料理が育ちにくい外蓋で、それがまるでキノコのような可愛らしい印象を与えてくれます。
高台と持ち手
本体の一番下の丸い脚の部分を「高台(こうだい)」
と呼んでいますが、これによってテーブルでの器の座りが良くなり、お湯呑みやお茶碗では指が楽に器の下入りやすく、手に持って使うことの多い和食器というジャンルの器にとって機能的なデザインと言えます。
蓋の持ち手(摘み)つまり蓋を閉めた時の一番上の部分も、蓋を開けて横に置いたときには、蓋自身の高台と言えるわけです。
さて、本体と蓋の2つの高台を比べると少し違うのにお気づきかと思います。これは蓋の高台は持ち手でもあり、実際に持ってみると、この外側に広がったデザインがとても使いやすいいうことがわかります。
これは、皆様が和食器のご購入を思案される際もご参考いただきたいポイントです。蓋の持ち手(摘み)は原則として斜め上に広がっていないと持ちにくく、さらに滑らかな和食器の場合は落下破損の確率が高くなります。
辰砂(しんしゃ)という釉薬
辰砂釉(しんしゃゆう)は、陶磁器の釉薬の一種で、赤色または朱色の美しい発色を特徴としており、中国の宋代に発展し、その後日本を含む東アジア各地で広く用いられるようになりました。
歴史
中国の宋代に始まり、元、明、清代を通じて発展しました。特に、景徳鎮で製作された明代の赤絵陶磁器は非常に有名です。日本でも桃山時代に伝来し、主に茶道具などに用いられました。
技術的な難易度
辰砂釉を安定して焼成するには、酸素濃度を低く保つ還元焼成が必要です。酸素が多いと酸化鉄による茶褐色になってしまうため、技術的な難易度が高いとされます。
現代の辰砂釉薬
辰砂釉は、その美しい発色のために、茶碗や皿、花瓶など様々な陶磁器に用いられています。現代では、伝統的な技法を守りながらも新たなデザインに応用されることがあります。また、辰砂釉の技法は伝統工芸品の製作において重要な要素とされており、その製法や技術の継承が注目されています。
魅力と評価
辰砂釉の陶磁器は、その美しさと技術的な難易度から、陶芸家やコレクターに高く評価されています。歴史的な背景と芸術性を兼ね備えたこの釉薬は、今日でも多くの人々に愛されています。
辰砂蒸し碗の和食器コーディネート
色彩を愉しむお茶時間
気のおけない仲間や家族とのお茶時間。色とりどりのお菓子から、好みを小皿に分けていただく楽しさは和洋のでテーブルを問わず嬉しい時間ですね。お菓子と和食器の色彩を目で味わうひとときでもあります。
華やかに暖かく
本来の茶碗蒸しの蒸し茶碗としての取り合わせです。丸皿は全体が沈みこまないようにあえて少し冒険してみました。辰砂の赤が織部秞にとても合う事がわかります。
茶碗蒸しの風景
実際に蒸し物お料理をお作りなる際は、ご覧のように蓋と本体の間にラップを挟む方が出来上がりが良くなります。《女将》
辰f砂蒸し碗の大きさなど
本体は実用量(8~9部目)150〜200ccですので、茶碗蒸しとしては中程度の大きさという印象です。 かぶせ蓋で横からのシルエットはなかなか愛嬌があります。重なりはそれほど良いとは言えませんがご覧のように間に蓋を逆さにして本体に挟むと比較的安定しています。 ロクロでの手仕事ですので多少の個体差があります。 辰砂の濃淡に一番個性がありますが、同梱の複数の品については在庫の範囲内で、できる限り近い品をお届けします。 比較的焼締まる硬い土ですので、土物和食器(陶器)のなかでは強い部類に入ると思います。
落ち着いた大人の魅力を放つ辰砂ルージュ釉薬で仕上げこの蒸し碗、外観は洗練された黒のボディに蓋の赤い帯がアクセントを加えるシンプルながらも深い印象を覚えます。テーブルにおいて蓋を開ける瞬間、湯気と共に内側全体に広がる辰砂の赤が、あなたの食卓に小さな感動をもたらしてくれる事でしょう。
茶碗蒸しをはじめとする様々な料理に対応するこの蒸し碗は、現代的なテーブルセッティングにも溶け込むシンプルモダンなデザインの和食器です。ご家庭の食卓を豊かに彩るために、精選された素材とデザインでお届けします。
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