萩焼木灰釉けずり蕎麦猪口
はぎやき もくばいゆう けずり そばちょこ塩秞・木灰秞そして窯変など、土物和食器の魅力を余すところなく味わえる萩焼きの蕎麦猪口です
茶陶として実に四〇〇年余りの歴史を刻んできた萩焼き。 萩焼きの特徴である少し粗めの土を混ぜてつくられるナチュラルな魅力あるテイストに、素地の野趣あふれる雰囲気を最大限に引き出す明るい塩秞の茶色とかぶるようにに施釉されたシックな緑色を基調とする木灰秞。さらには灼熱の炎で作り出されるこげ茶色ややさしいピンク色の窯変など土物和食器ならではの魅力を堪能できる蕎麦猪口です。 お蕎麦などの麺類だけではなく、趣ある酒器やフリーカップとして活躍してくれる大人の和食器です。
萩焼きの魅力
約四百年昔に朝鮮半島から渡った陶工によって伝えられた器は、現在の山口県萩市一帯で脈々とその技が引き継がれ伝統工芸として現在に至っています。 一番の魅力は粗めの土による細かな立体感が織りなす野趣あふれる雰囲気と、藁(わら)灰や木灰など様々な釉薬が創り出す色彩と手触りの違いなど個性ある様々な美しさにあります。
木灰秞の魅力
この蕎麦猪口の形成された素地に木灰秞を施し、窯の中の酸素を少なくして焼き上げると、「窯変」も加わり、ご覧のような様々な色合いを持つ和食器に仕上がります。 ちなみに下の部分の緋色は塩秞つまり塩水を使って野趣ある雰囲気に仕上げています。二種の釉薬と窯が織りなす魅力を食卓でお楽しみいただけます。
蕎麦猪口という器
そのデザインの起源は安土桃山とも江戸時代ともいわれ定かではないようですが、その大きさや形状から現代では本来の蕎麦や素麺などの器から、ぐい呑みがわりの酒器やデザートカップやデミタスなど様々に使い回しできる和のマルチカップとして重宝されています。
ちなみに関東のお蕎麦店様からの特注は比較的小ぶりで、関西以西では少し大きめの傾向があります。かえし(出汁)の塩味の違いでしょうか。
お届け前の仕上げ
細かな立体感が萩焼きの魅力ですが、粗めの土ですので本来テーブルとの接地面(畳付きや糸底と呼ばれます)は見事なほどにザラザラです。
当店では砥石やサンドペーパーを使ってご覧のようにサラサラになるまで磨き仕上げてお届けしていますので大切なテーブルにも優しい和食器としてご使用いただけます。
この蕎麦猪口の和食器コーディネート
どこか懐かしいお蕎麦の食卓
萩焼きを中心に、田舎でいただくようなちょっとノスタルジックな雰囲気も一緒にいただくお蕎麦のテーブル。 センターには織部やワンポイントの赤絵の和食器を加えてみました。
深呼吸したくなるよなティータイム
木灰釉のナチュラルな魅力に清々しい織部の緑、年輪を感じる木製ソーサーやレストなどすべてが自然を感じるアイテムとともに過ごすお茶時間、いかがでしょう。
萩焼木灰釉けずり蕎麦猪口の大きさなど
満水容量が約250cc、実容量は180cc強といったところです。デザートカップとしても面白いサイズだと感じますね。横からのシルエットはまさに日本の蕎麦猪口です。重なりはご覧の通りで5個程度は安定しています。 ひとつひとつロクロで形成して施釉しますのですべて多少違いがあります。
土物和食器の魅力をギュッと詰め込んだ自然を感じる蕎麦猪口で大人の食卓を。通販で大切にお届けします。
塩秞、木灰秞、そして窯変といった要素が融合し、土物和食器の本質を存分に引き出すこの萩焼きの蕎麦猪口。四百年にわたる歴史を持つ萩焼きは、粗めの土が混ざり合い、ナチュラルな風合いを生み出しています。この猪口では、素地の野趣が明るい塩秞の茶色によって最大限に際立ち、それに加えて木灰秞の緑色が重ねられ、豊かな深みを添えているのです。
さらに驚くべきは、灼熱の炎によって生まれる窯変。こげ茶色や柔らかなピンク色が現れ、土物和食器の持つ独特な魅力が際立っています。
この猪口はお蕎麦に限らず、風情ある酒器としても優れており、フリーカップとしての使用も考えられ、多様なシーンでその価値を発揮する和食器であることは間違いありません。大人のテーブルに品格と趣を添える、この萩焼きの蕎麦猪口をぜひ手に取り、その魅力に触れてみてください。
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はぎやき もくばいゆう けずり そばちょこ 1,700円(1,870 円 税込)