赤絵乳白磁草花紋丼【SANSUI】

赤絵の魅力

どの顔の赤絵がお好き

同じ紋様でも皿などとは違い側面に描かれた絵の斜め横からの眺めは当然ですが半分の模様しか見えません。それが角度によって花紋や丸紋の違った表情を見せてくれる楽しみがあります。

絵師の心意気

お食事が進むにつれ見えてくる底に描かれた花紋は直径約5 cm程、普通ならば三筆くらいで簡素に描かれる絵にも手間を惜しまない、絵師の心意気、毎回お料理をいただくごとに楽しみな魅力の一つです。

●絵師 池田久男氏のご紹介

赤絵の魅力まとめ

外側にはあえて描かない空白を作り、内側にはあえて手の込んだ花紋を入れる。　高い装飾的な技術だけではなく、「シンプルな美しさ」にもこだわる絵師の優しい眼差しを感じる和食器だと思います。

白の魅力

乳白磁のキャンパス

雪のように真っ白な、いわゆる白磁は美しいのですがどうしても冷たい印象を持ち、初夏からの熱い季節には素敵なのですが秋冬となると抵抗を覚えます。
この丼のキャンパスである乳白磁は、ピュア生クリームの色に似た極々薄い乳白色。純白とは違い、目にも優しく冷たさも感じにくい色ですので、赤絵は柔らかく優しく見えて秋冬の麺やご飯類も温かそうに演出してくれています。

絶妙な空白

過ぎたるは・・・という言葉がありますが、このように細かく書き込まれた赤絵の和食器は、ともすれば装飾が過ぎて多少息苦しさを覚えがちです。ご覧の通りこの絵自体が適度な密度で描かれているうえに、下2cm程に絵柄の絶妙な空間を作る事で全体としてスッキリとしたデザインに仕上がっています。　もしこの部分まで描き込まれていたらと想像すると、この空白の大切さがご理解いただけるかと思います。

この丼を使った和食器コーディネート

華やかに鯛茶漬け

新鮮な鯛に熱い出汁を静かに流していただくのが我が家流。　鯛の赤が、乳白磁のナチュラルな優しい白にとても映えています。鯛の新鮮な歯ごたえと出汁の旨味が口に広がった瞬間の幸せを何と表現すれば良いのでしょう。白基調ですが、織部やガラスなどとの相性も良いと思います。

禧麺

長い麺は長寿でめでたいんだ、と今は亡き祖母が幼い私に囁いてくれていたのを思い出します。祖母は孫可愛さで言ってくれていたのでしょう。いずれにしても中高年になったその初孫は麺をいただくと何故だか幸せな気分になるのです。
普段のテーブルなら「元気」を補充したい時。年越しやオセチ明けのお正月。お節句時期のお昼などをこんな器たちで彩ってみてはいかがでしょう。　色絵の和食器たちですがベースは乳白磁の白系という事で白基調でコーディネートしてみました。

この丼がまとっている乳白磁は、とても薄くて自然なクリーム色。そのキャンパスには、130年以上にわたり伝承されてきた絵師、池田家四代目による人気の「草花紋シリーズ」が描かれています。

お皿や鉢とは違う視点から見ることで、花柄の迫力と趣の変化を楽しむことができ、その優雅さは乳白磁特有の柔らかさから生まれています。この美しい丼は、あなたの「使える赤絵アート」コレクションに新たな魅力を加えることでしょう。

華やぎ、元気にしてくれる丼をあなたのテーブルに、通販で大切にお届けします。