赤絵乳白磁草紋カップソーサー【SANSUI】
あかえ にゅうはくじ そうもん かっぷそーさー
伝統的な柄をシンプルモダンなデザインのカップソーサーに描きこみました 四代目赤絵師による美しい絵が優しい乳白磁に映える姿、食卓の小さな宝石のような小さな和食器セットです
純粋なクリームのナチュラルで優しい乳白磁の色に、言葉通り「優しく映える」古典柄の赤絵。 小さなカップと小さなソーサーに熟練の赤絵師によってひとつひとつ描きこまれた絵柄のカップソーサーは、食卓に置くだけで小さな主役になりそうなほどの存在になる事でしょう。
乳白磁の優しさとどこか素朴な魅力ある古典柄の赤絵の妙を日常やハレのテーブルでぜひお楽しみください。
佳子内親王様が国民スポーツ大会で自らお選びになりお召しになった有田焼のイヤリングの絵付けは、同じ絵師の手によるものです。
●サイズ表記
カップ :直径7.5㎝×高さ6㎝
ソーサー:直径12㎝×高さ2㎝
カップ×1とソーサー×1 2点のセット価格です。

赤絵の魅力
大人色の赤
一言で赤と言っても・・・・この赤は日の丸の赤にほんの少しの黒を入れたような色彩の大人色。これは通常使う赤絵の絵具に弁柄(べんがら)と呼ばれる鉄を主成分とする赤を混ぜる事で出来上がる色で、様々な絵具の微妙な調合などは赤絵師池田家伝来のもの。 本来、筆数の多いこのような赤絵の和食器は少し主張が強すぎるきらいがありますが、後にご説明します「優しい乳白磁」にこの「大人色の赤」を使う事で程よい落ち着きのあるカップソーサーに仕上がっています。
温故知新の絵柄
伝統柄でもある万歴柄のひとつです。 万歴柄とは中国明時代の万暦年間に作られ上絵付けを施した器に施された事からの呼称といわれていますが、格子柄にめでたい印象の赤の丸紋や、草花を連想させる草紋が施されています。 私たちがどこからしら懐かしい印象を持つのは古い歴史ある絵柄ならではの自然な思いなのだと感じます。 また草花紋は季節を問わないデフォルメをされているので、四季を通じてお使いいただく事ができる使いやすい和食器でもあります。
赤絵師の器
約40年のキャリアを持つ赤絵師:池田久男氏は佐賀県有田で130年以上続く絵師池田家の四代目。 本来「印刷物かと見まがうような緻密な絵柄」を得意とする高い技術を持つ池田氏が軽やかに自然に筆を滑らせる絵が素地の優しき乳白磁というキャンパスに描かれる事で優しさと華やかさを兼ね備えたこの赤絵の和食器アートを創りだしています。
私が惚れた乳白磁
生クリームの本当の色
この乳白磁シリーズで特にお伝えしたい事のひとつが、その名の通りの「乳白磁」。 画像ではなかなかご理解をいただくのが難しいのですが、何の色?と聞かれてあえてお答えするとすれば「一切無添加の生クリームの色」といつも申し上げています。
笑い話しになるのですが、クリームの色というと「純脂」とパッケージに表示されている乳製品や植物性クリームの色と間違える方が多いのですが、これらは乳化剤や安定剤などを添加した加工品でその色は多くの場合純白に近いんですね。
対して消費期限が短くて地元の乳業メーカーさんから流通している事が多いのが無添加フレッシュクリームでこちらは本当の生クリーム。その色は極々ホンノリ茶系のミルクホワイト。
青白磁との違い
長くなってしまいましたが、このカップソーサーのボディは「一切無添加の生クリームの色」ミルクホワイトなんです。
一般に多くみられる白磁の色彩はいわゆるコピー用紙と同じブルーを思わせるホワイトで、スッキリとした緊張感と白以外の色との対比が強く出る優れた色でもあります。
私の主観ではありますが、この白磁に濃い色絵を描くと目に疲れを覚えてくるいわゆるキツイ器と感じてしまうのです。 美術館などで拝見する古い有田焼や古伊万里がなぜか優しく感じられる事があったのですが原因がわからずじまい。 数年前にたまたま発見した乳白磁に頬が緩んだのを鮮明に覚えています。
ともすれば強く目に映りがちな筆数の多いこの赤絵の器を、何より優しく見せている影の主役がこの乳白磁なのです。もしお求めいただけるようでしたら、ぜひ白磁と並べてその雰囲気の違いを感じていただきたいと思っています。
このカップソーサーの和食器コーディネート
季節の甘味ティータイム
風に舞い、窓をたたく色とりどりの落ち葉など眺めながらのテータイム。 冷えた身体に優しいジンジャーティーなど優雅にお楽しみください。
ご覧のように比較的光沢のある茶系の土物和食器との相性が良い印象でした。
古瀬戸コーヒーカップセットのソーサー
刷毛本漆塗り小箸
和デザートのテーブル
香り良い柚子と抹茶の葛湯を冷やしたお手製のデザート。 ティータイムというよりお食事後のデザートにお薦めしたいテーブルですね。
胡桃の木の皿や茶托 ノーチェミニ
小さな幸せ」の酒席など
このテーブルは赤絵草紋長楕円中鉢のページでも紹介していますが、特筆すべきはこのカップソーサーのカップにあふれるほどの日本酒を入れているという事。 実際こぼれて、ソーサーに落ちています。いわゆる升に入ったコップ酒のお洒落な現代版
1.トクトクとナミナミにカップにお酒を注いでちょっとソーサーにこぼれるくらい景気よく入れる。お~っとっとっとと合いの手を入れるとなおよろし。
2.コップ酒ですと、注がれた方はお口をコップに近づけてじゅるりと最初の一口をいただくのが庶民の通例ですが、そのような品のない事はこのカップソーサーではいたしません。 カップを持ち上げて表面張力で持ち上がったお酒をソーサーに再度少しだけこぼして、ナプキンを下に当てます。
3.カップを口元にしとやかに運んで少しだけ少なくなったお酒をひとくちふたくち。
4.カップをテーブルに置いたら、ソーサーにこぼれたお酒を大事そうに「もったいないもったいない」とつぶやきながらカップにもどし、そのソーサーにカップを置いて、ゆっくりと酒席を楽しみます。
ちなみにソーサーにこぼした分も含めて150㏄程度なので一合の八割程度です。 酔いにまかせた「小さな幸せ」をどうぞ。
赤絵乳白磁草紋カップソーサーの大きさなど
ご覧の通り、手のひらサイズの小さなカップソーサーです。女将の手やお箸との比較写真で十分なイメージをよろしくお願い申し上げます。 ソーサーは中心部がくぼんでカップが安定するデザインです。 重なりは大変良好で安定しており収納性に優れています。 個体差はほとんどありませんが、濃淡を含めた絵付けの表情にはわずかな差があります。
優雅な伝統の柄が、シンプルで現代的なデザインのカップとソーサーに優しく描きこまれています。この美しい絵は四代目赤絵師の手によるもので、その繊細な筆使いが乳白磁の優しく滑らかな色合いに映え、食卓に一石を投じます。まるで小さな宝石のような存在感を放つ、これらの小さな和食器セットは、あなたのコレクションに新たな魅力を加えることでしょう。
ナチュラルで心地よい乳白磁の背景に浮かび上がる伝統的な赤絵の柄は、いかにも洗練された手触りで、その美しさは日常の食卓をいつでも特別な場所に変えてくれます。日常のあらゆる瞬間や、特別な日の食事に、この赤絵の妙と乳白磁の柔らかさをぜひお楽しみください。それはまるで、伝統の美と現代の洗練が交わる瞬間を、あなたの手の中に届けるような魅力を放つのです。
優しい乳白磁に描かれた赤絵をまとう食卓の宝石のような小さな和食器のカップソーサーをあなたの食卓に。 通販で大切にお届けします。
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赤絵乳白磁草紋カップソーサー【SANSUI】
あかえ にゅうはくじ そうもん かっぷそーさー 4,600円(5,060 円 税込) 残りあと6個以上です






















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