織部しのぎ汁碗
おりべ しのぎ しるわん毎日の食卓に並ぶお汁の具を美しくみせてくれるシックで美しい織部釉の汁碗 ご飯茶碗やカフェオレボウルとしても魅力的な「使える日本の和食器」です
日本の汁物料理の具材は季節と地方で実にバラェティーに富んでいますが、お豆腐・葱・キノコなど日々の汁物具材がとても綺麗に映える汁碗はいかがでしょう。
釉薬は濃緑の織部秞、ご覧の通り色彩の舞台効果は抜群です。色鮮やかな季節の野菜を盛り込んだ具沢山お味噌汁はもちろん、清涼感のある冷やしトマトのスープなどの織部の落ち着いた緑を活かした食卓を演出する事ができます。
また、器の外側には、その織部秞で協調された鎬(しのぎ)模様がひとつひとつ丁寧に施され、お碗を持つ手によく馴染んでくれます。
健康的な具沢山のお汁料理が似合うゆったりとした風合いと手になじむ持ちやすさは、毎日の家庭料理にこそお似合いの汁碗といえるのではないでしょうか。
●色味は静止画をご参照ください
形デザインの魅力
しっくりと手になじむ形
ハイキングなどで爽やかな小川の水を手で汲み上げる時の手の形。実用のお碗のデザインは、その手の中にすっぽりとおさまるのが理想的だと思います。 この汁碗をを両手で持ち上げていただくと手になじむ持ち心地の良さにホッとされる事と思います。 お汁をいただくときの飲み口つまりエッジも外に広がるのではなく、適度に立てて持つ親指の力をきちんと伝えるようにデザインされています。
鎬(しのぎ)の触感
この汁碗を両手でボウルとして使う時は特に感じるのですが、緑の織部釉で優しくコーティングされた鎬(しのぎ)の凹凸感が心地よく指や手のひらに感じられます。 縦の鋭角的なラインが、触ってみるとその柔らかな心地よさに感じられます。 丁寧なしのぎの手仕事と織部釉使いの玄人のなせる業なのでしょう。
テイストの魅力
濃淡で魅せる織部釉の魅力
戦国時代の武将であり茶人でもあった古田織部が好んだと言われる緑色の織部釉。この歴史ある釉薬は少し透明度がある為に「薄ければ黄緑」「厚ければ濃い緑」になるわけです。 つまり和食器の素地の凹凸を濃淡で強調するという素晴らしい特徴がある釉薬です。
織部釉と汁碗
まずエッジ最高部(2mm程度)は釉薬が乗ったままで濃い緑。それから垂直の内外の上部は釉薬が流れ落ちて薄くなるために黄緑色に近くなります。灼熱の窯の中で流れた釉薬は上部のくびれた部分で止まるので厚くなって濃い緑に焼がります。 そこに待ち受けるのが縦に施された鎬の溝。 当然ですが縦溝の内側の谷では厚く溜まり、左右両端の縦山の部分では薄くなります。 このようにして鎬(しのぎ)模様の凹凸を緑の濃淡で見事に強調しています。 その織部釉も高台(足の部分)ではピタリと止まっているのがわかります。 釉薬の量や濃度など長年の経験に裏打ちされた職人仕事の賜物でもあります。
お料理映えの色のキレ
お料理の色映えという意味でも織部の特に濃い緑は抜群のキレをみせます。 ご覧のように赤・白・黄色などの様々な食材の色をより鮮やかに見せてくれるのも大きな魅力。 お料理の盛り付けがいのある和食器でもあります。
織部しのぎ汁碗の和食器コーディネート
私的な幸せテーブル
実は私の好物なんですが、一度でいいからナメコでお腹いっぱいになりたい・・・などと申しましたら女将が薄笑いを浮かべで「ほんなら作ってみよか」と。 どうしてそこで関西弁になるのかよくわからないのですが、ともかくこのテーブル。 織部の緑は赤絵の和食器との相性が良いのはご承知の通りなのですが他の土物和食器の代表格である萩焼きのご飯茶碗。 アイボリーで鎬(しのぎ)模様のお湯飲みなど全体としてほぼ違和感なくかといって平凡にもならず収まってくれました。 家に帰って、アッ熱のこんなお味噌汁が待っていれば、それだけで幸せな私なのです。
和のカフェオレのあるティータイム
先代(父)からのお裾分けの栗饅頭を、たっぷりの抹茶オレでいただきます。 考えてみればフランスの「bol a café au lait」(カフェオレボウル)はこれくらいかもっと大きかったような気がします。 それくらい私たちが使っているカフェオレボウルは実は小さいのかもしれません。 そうなんです、この汁碗は国際的?にはカフェオレをいただく器の大きさ(それでも小ぶり?)。 皆様にも気のおけないお友達やご家族とぜひティータイムでお楽しみいただきたいのです。 白や木のテーブルウェアと相性が良いので、ナチュラルな雰囲気を好む方にもおすすめです。他の食器や箸、おしぼりなどとの組み合わせによって、季節やシーンに合わせたテーブルセッティングが楽しめます。
織部しのぎ汁碗の大きさなど
満水時で400㏄。内側のリムのラインまでで300㏄弱ですので、汁碗としては標準的な大きさではないでしょうか。 お箸との比較ですが、こうしてみると色合いの相性がとても良いのがわかります。 重なりは見事に安定しています。 すべてロクロで形成して鎬(しのぎ)をひとつづつ丁寧に入れていく日本の手仕事で出来上がるお碗なのですが、ご覧の通り均一に美しい職人肌な出来上がりです。 糸底(テーブルとの接地面は無釉ですが、私共でサラサラに磨いてお届けします。
日本の四季折々の味わい、地方ごとの風土を感じる豊富な汁物料理。その中でも日常に欠かせないお豆腐や葱、キノコなどの具材が、この織部釉のお汁碗でさらに彩り豊かに映し出されます。このお碗の深い緑の織部釉は私たちに緑豊かな森の中のような安らぎを与えてくれます。具材の色とのコントラストが美しい舞台を作り出してくているのがおわかりただけると思います。
器の外側に施された繊細な鎬(しのぎ)模様は、持ち手に心地よく馴染むデザインで、この独特の模様が日常の食卓を一層特別なものにしてくれ、さらに楽しく心温まるものにしてくれています。
見た目の美しさだけでなく、実用性も高く、毎日の食卓を特別なものに変えてくれる魅力的なアイテム、料理やテーブルコーディネートを楽しむ方々にぜひ取り入れていただきたい逸品です。
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織部しのぎ汁碗
おりべ しのぎ しるわん 2,700円(2,970 円 税込) 残りあと6個以上です
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