織部たわみ長角皿
おりべ たわみ ながかくざら存在感と躍動感、そして盛り付けやすい深みを持つ長角皿、実力ある和食器です
躍動感とナチュラルな魅力あふれるエッジのデザインが、程よい深みのある長皿を作り上げ、様々なお料理が自在に盛り付けできる素敵な和食器になりました。 こんな長皿見た事ない!と言っても過言ではありません。
「おとなの和食器屋オリジナル」の長角皿です。 「盛り付け美人」で魅力たっぷり和食器を通販で大切にお届けします。
土物和食器ならではの味わいあるテイスト
深みと存在感が強みの長角皿
●織部釉の焼き物について
釉薬の色は薄い乳白色の緑から、明るい緑、落ち着いた濃い緑、紺色などの色が見えます。
お品に写真のように白や茶色の斑点(A)または小さな窪み(B)があります。
1枚の写真は明るい緑色が比較的強く見えますが、夕刻や夜などの落ち着いた光の中では、全体的に深い緑色で、「深海のブルー」が見える場合があります。
手に取った最初の印象は、その時の光の量で違います。これも織部の魅力のひとつです。
●味わい織部のご説明
貫入(自然なひび割れ模様)が入っているのが見えます。
よほど使い込んだ、まるで美術館や博物館に所蔵されているような器の趣です。
少し専門的になりますが、織部釉の品は 焼きあがった段階ではうっすらと鈍く光る膜が付いたようになっています。 (ゆで卵の外の殻がうまく剥けない時に、殻と中身の間に透明な膜がありますね)
これを酸化皮膜などと言うのですが、今ではほとんどが希塩酸などに数時間漬け皮膜を取り、つややかな織部ができあがります。
ところがこのお品は、安土桃山時代から伝えられた技法、栃の実の笠の渋を作り、その中に4日間以上も付け込んで酸化皮膜を取るという、現在ではとても考えられないような手間をかけて仕上げられています。
長く浸けられるうちに、染みた渋が美しい貫入(自然なひび割れ模様)を作り、素敵な雰囲気をかもし出しているのです。
現在でもごく少数ですが、この方法を用いている他の品も見受けられます。
織部釉が掛けられていない白い部分に細かな貫入の入った品をご覧になったご記憶がある方も多いと思いますが、昔の品か、昔ながらの技法で作られた品なのです。
織部たわみ長角皿の大きさや重なりなど
●裏の写真をご覧ください。 店主からのリクエストなのですが、4つの丸い足で支える事でガタつきの少ない安定した使い心地を感じていただけるようにしました。
中間の2つの白く丸い釉薬の斑は、灼熱の窯の中で胴体を支えていた「道具石」の跡です。 もしこの石がないと、窯の中で中央から凹んでしまいます。 皆様の目には決して触れる事のない大事な影の功労者なんです。 作り手の皆さんは、長年の失敗と成功の経験から本体の重量・足の位置や大きさ・道具石の位置や大きさなどを調整してお品を作っています。
●横からの写真:ユラリとした躍動感あふれるデザイン。
前述の足は出来る限り低く作っていただきました。 この素敵なデザインを少しでも楽しんでいただきたいからです。 店主の一番好きなアングル(^^)v。
●重なりは、ご覧の通り、この足がある事も貢献して安定しています。5~6枚ならばしっかり安定。
CDとの比較で、大きさをイメージしてください。 程よい深さがある事で同じ長角皿でもお料理の量は平皿とは断然違ってきます。
この織部たわみ長角皿、洗練された和食器の中でも一際目を引く存在感と躍動感を持ち合わせています。その独特なデザインは、料理の盛り付けやテーブルコーディネートを愛するあなたに、新しいインスピレーションをもたらすことでしょう。
この長角皿の繊細かつ大胆なエッジのデザインは、まるで自然の美しさを模倣したかのような温かみと調和を感じさせてくれます。程よい深さがありながらも、様々なお料理の盛り付けに柔軟に対応できる点も、この皿の魅力の一つです。確かに、「こんな長皿見たことない!」と感じること間違いなしです。
「おとなの和食器屋オリジナル」の長角皿で、あなたの料理やテーブルコーディネートの技術を更に際立たせ、ゲストや家族を魅了してみませんか?
どんな事でもご質問大歓迎!店主や女将にお聞かせください
同じイメージの和食器
SAME TYPE ITEM同じ大きさや形の和食器
SAME SIZE ITEMReviews
レビューを追加する
レビューを書くには、会員登録しログインしていただく必要がございます。
会員登録/ログインはこちらから
織部たわみ長角皿
おりべ たわみ ながかくざら 3,300円(3,630 円 税込) 残りあと6個以上です
織部の長皿はずっと欲しいと思って探していた器です。なかなか良いなぁと思うものがなかったので、気長に探していました。 私にとっては、さんすいさんのサイトを見て、ここで買おうと決め手になった器です。その分思い入れが強く、どうかな?と来るまでドキドキしていました。 釉薬の色は美しく、長さ、幅、共に絶妙な大きさで、使っていて嬉しくなります。作り手の方と話ながら器を作っているさんすいさんならではの細やかな心使いを、使うたびに感じます。 焼きもの、炊きもの、香の物、寿司、何をのせてもしっくり馴染み、使いやすいお皿です。今回撮った、モーニングプレートとしても便利に使っています。《群馬県M様》
●和食器屋店主より
M様、ありがとうございます。 なるほど、モーニングプレートですか~。 何で気づかなかったんでしょう。 いつもそうなのですが、使えるお料理のバリエーションは皆様から教えられる事が多くて驚かされる事もしばしばなのです。 それにしても長い長い思い入れ(^^)ありがとうございます。 お客様の中には、長い間に思い入れが膨らみすぎていつのまにか別モノみたくなってしまう方もあるようですが。 今回はそんな事もなくよかったです(ホッと胸をなでおろす店主)。
これからも様々なお品を工房に提案して時間をかけて作り上げようかと思います。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
荷物、無事届きました。今回織部の2点は主人の希望でした。私がお店を覗いていると一緒にと、数ある中からたわみ長角皿と面取り角鉢を選びました。 風采、色合も期待通りで、特に長角皿のたわみは趣があっていいなぁとお気に入りです。
前に頂いた織部リム小鉢も出してしばらく器談義となりました。食卓をイメ-ジするって楽しいですね。今晩にも実際に使ってみようと思います。
(追、白粉引きの浅鉢の花びらもかわいいですね。)
織部たわみ長角皿と面取り角鉢、どちらも土物和食器らしい存在感ある器ですね。 お会いした事があるわけではないのですが、ご主人様らしいご選択のような気が勝手にしています。 たわみ長角皿のエッジのたわみは、元々私からのリクエストで、毎回口をすっぱくしてお願いしている「こだわり」です。 私共は、ただ器を紹介するという紹介屋さんではなく、皆様のお声に耳を傾けながら時には私共からラフデザインを起こして工房とともにより良い品を作っていく事も常に行っています。 それだけに今回のようなお言葉を頂戴すると心ふるえます。
今回の角鉢と長角皿は総織部ですので、お料理映えは超が付くほど優秀です。 どうぞ季節のお料理で沢山お楽しみください。
鉄散織部リム浅小鉢は、「陶の芸術品」とも言えると思います。 フリーカップとともになかなか出来上がってこない希少品。 だからこそ食卓の話題をさらう力あるのでしょう。
白粉引き輪花浅鉢は、すでに長い間人気のある和食器です。 輪花というデザインは外に開くようなデザインなのですが、お料理がさらに映えるように生成りの白ではなく真白に近い色を選択してみました。 お気に召していただけたようで幸いです。
温かいお言葉に重ねて深く感謝申し上げます。 ご主人様にもどうぞよろしくお伝えくださいませ。