古瀬戸小皿
こせと こざら







悠久の時を超えて現代によみがえる古瀬戸の美しさ 土物和食器の原点ともいえる様式の小皿です
もうすっかりお馴染みとなった古瀬戸シリーズ。約千年前の平安時代から室町時代にかけて瀬戸地方(愛知県)で作られた古瀬戸様式の中でも特徴的な茶色の鉄釉を使った器を、卓越した技で美しさに磨きをかけてモダンな味付けで現代によみがえらせた和食器たちです。
その古瀬戸シリーズのなかでも、最も使いやすい・使う機会が多い小皿の大きさをリクエスト。 直径が17cmほどの和皿ですので日常の取り皿や菓子皿としても幾度となく食卓に登場してくれる和食器となる事でしょう。
アースカラーであるシックな茶系の濃淡や光沢の違い・複雑な模様、加えてエッジのナチュラルなテイストで静かに主張しならがも主役であるお料理はしっかりと映えるこの小皿をあなたの日常に。 通販で大切にお届けいたします。


ふたつの鉄釉
シックで深淵な魅力
「器の中の少宇宙」私もよく使ったきた表現なのですが、この古瀬戸シリーズには「器の中の二つの宇宙」という事になります。一度目に施釉される光沢の少ない鉄釉は茶の濃淡とやや緑がかった変化で宇宙の星雲を見るような模様。 艶はなく、あでやかさとは縁遠い深淵な魅力があります。


優しいグラデーションの魅力
その上から1/3ほどに重ねて施釉される「飴釉」と呼ばれる熱によく溶ける鉄釉は透明感があり、釉薬が溜まり厚くなる中心部分が深い茶色になりエッジに近いほど薄く明るい色に変化します。全体としてご覧のような光沢ある柔らかなグラデーションに加え、素地の小さな凹凸まで釉薬の濃淡で端的に表現してくれ、これも他の惑星を引き込みながら輝く恒星の一部を見るような面持ち。


ふたつの釉薬でひとつ
渋くシックで複雑な宇宙と、明るく柔らかい広がりを感じる宇宙。 どちらかひとつに統一しても十分な魅力があるのですが、あえてツートンカラーにする事で引き立て合い独自の世界を持つ大変魅力ある和食器となっています。


手で持ち味わう小皿
「良い器は使う前から楽しいんです・・・」何度かお客様からお聞きした言葉です。 私ももちろん同じで、手に入れた直後はドキドキウキウキして、しばらく使ってあらためて手に取っては裏表を触ってみてあらためてジンワリニンマリするといった具合。
「和食器」という名前が付いているくらいですからお料理あっての器なのですが、お料理を盛り付ける前から手で持って360度楽しんでみたいものです。
エッジの魅力
手仕事の器の面白さ・魅力のひとつにエッジの表情があります。 もちろんすべての手仕事の和食器のエッジに表情あるわけではないのですが、細かで不均一で適度に粗いつまり自然な表情をしています。 それに対して機械的に作られる場合は同じ凹凸でも細かにまるく滑らかです。型抜きの仕事だからです。
この小皿を見てみましょう。 当然ですがエッジのごく細かい凹部分は釉薬が溜まりますので濃い色に、凸部分は釉薬が薄くなりますので薄い色になります。 エッジの細かな凹凸が濃淡で表現されている事にお気づきいただけるかと思います。
釉薬によって少し滑らかになりかつナチュラルな魅力倍増のエッジが出来上がるというわけです。


裏の釉薬流れ
土物和食器の面白さのひとつに裏の眺めがあります。詳しくはコラム 和食器の裏のお話し もご覧ください。 この古瀬戸シリーズでは毎回ご説明させていただいておりますが、お皿類の裏の眺めは圧巻の一言。 特に窯で溶けやすい明るい飴釉が裏で流れと待ってる風景は一見の価値ありです。


古瀬戸小皿の和食器コーディネート

本日ベジタブルデー
お料理の量は多くありませんが、カラダ思いの簡単なお料理。トウモロコシの黄色・レタスの緑はもちろん、茶色と同じ系統の赤い生ハムもご覧の通り綺麗に見えます。緑と茶系のカースカラーでお野菜感満載。 テーブルのセンターには長年古民家の一部として使われてきた煤(すす)竹ふたつが鎮座しています。 お箸はその本物の煤竹を使ったものです。

仲良くいただくパスタの日
女将大好きで店主ちょっと苦手な(笑)バジルソースのパスタ。取り分けていただきます。 このいただき方で二種以上のソースをお家で仲良く楽しむ事ができます。 カップの白はややアイボリー系でお箸置も茶色が多くこのナチュラルな白ならご覧の相性の良さです。ガラス食器との相性が良いのは、小皿の飴釉部分はガラスのような光沢のせいと鉄釉のシックな深い茶色のせいかと思います。
古瀬戸小皿の大きさなど
フラットではなく軽い深さのある典型的な和皿のデザインで、日常の食卓での取り分けや比較的少量のお料理の盛り付け、和菓子の菓子皿やケーキ皿として重宝する大きさです。重なりは良好で5枚重ねても5cmほどの高さ。人数分欲しい和食器ですのでこれは魅力です。
すべて手仕事ですので、ご覧にように全体のイメージは同じでも同じ小皿は二つありません。 土物和食器の醍醐味、石ハゼがところどころに見られます。裏はガタツキ調整のために削り跡が残りますのでご了承ください。






古代から現代へと時間を越えて蘇った、美しい古瀬戸の土物和食器をご堪能ください。千年以上前、平安から室町時代にかけて愛知県瀬戸地方で生まれた古瀬戸様式は、その特徴的な茶色の鉄釉が醸し出す独特の風合いで知られています。
その古瀬戸様式を現代の感覚で再解釈した古瀬戸シリーズは、古代の美しさを現代のテーブルに引き立てます。卓越した技術で、お料理の味わいをさらに引き立てると同時に、日常の食卓を芸術のステージに変えることでしょう。
中でもこの直径約17cmの小皿は、とても使いやすく、日常の取り皿や菓子皿としても活躍します。食卓に登場する度に、その美しさと実用性でお料理の盛り付けやテーブルコーディネートの楽しみを一層引き立てます。
シックなアースカラーと茶系の濃淡、そして独特の光沢と複雑な模様が絶妙に融合し、エッジのナチュラルなテイストがさりげなくアクセントを加えます。そんなこの小皿が、あなたのお料理を主役に輝かせるでしょう。


料理の盛り付けやテーブルコーディネートに情熱を注ぐあなたへ、この古瀬戸シリーズの小皿を心からお勧めします。一緒に、日常の食卓を特別な時間に変えてみませんか?
通販で大切にお届けします。
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