濃紺濁釉リム小鉢

センスがモノ言うデザイン

左右対称な非の打ち所のない美しい器を創作する際は「高い技術力」がものを言うことが多いですが、このようなたおやかな揺らぎを一つ一つにつけていくのは、技術に加えて持って生まれたセンスがものをいう事が多いですね。
イメージとしては全て同じですが、すべてに微妙に違う表情をつける事で器全体にイキイキとした動きを感じることができます。ご覧のように、お料理も少し元気に見えるのは私だけでしょうか。

奥深い釉薬の魅力

この濃紺濁の色、実は漆黒に近い黒釉に木灰釉を重ねることで表現されています。長い試行錯誤の上に出来上がった「大人色」なのです。
さらに木灰釉薬が窯の中で作る自然な模様は、この器が一つ一つの個性を楽しむ「日本の地ものは食器」のDNAをしっかりと引き継いでいることを物語っています。

濃紺濁釉リム小鉢の和食器コーディネート

シンプルにいただくデザート

この小鉢の深い濃紺と萩薬藁灰秞の乳白濁の極薄い青の「ややブルー」を意識した取り合わせ。シンプルですが奥深さを感じるテーブルだと思います。

シックでノーブルな魅力

この濃紺濁釉の表情は、ガラス食器との相性が極めて良い印象です。　その他、ごく薄いブルー系の長角皿も比較的仲良く鎮座しています。

まるで深海の世界に浸っているかのような青みを帯びた色合い。鉢の内側の色は深いブルーで、神秘的で落ち着いた雰囲気を持ち、深海の静けさやその美しさを感じさせてくれるのです。

お料理をこの小鉢に盛り付けてみると、料理が水面に浮かぶかのように見える不思議な効果が現れます。色鮮やかな野菜や魚介類などが、この深いブルーの背景に映え、それはまるで深海に潜む魚たちが浮かんでいるかのよう。

さらに、小鉢のリムのエッジ部分には、優美な曲線が見え隠れしています。このリムの曲線は、非常に滑らかでたおやかで、それが小鉢全体に柔らかな雰囲気を与えています。また、この曲線は手に取ったときの手触りも良く、使用する度に心が和むでしょう。

日常の食卓はもちろん、特別な日やお客様を招く時にも使える素敵な和食器。デザインはシンプルながらも洗練されており、どんな料理にも合わせやすいのが嬉しいですね。

使う人の心を豊かにし、食卓を美しく彩る。これは、そんな魅力溢れる小鉢です。

波打つ曲線と深海の色合いがお料理を引き立るシンプルだけど表情豊かなこの小鉢をあなたの食卓に。通販で大切にお届けします。