呉須唐草リム中鉢

モダンなデザイン

柄がモダン

中鉢内側(見込み)の唐草模様は古典柄と言われるものですが、蔓を絡ませた蔓唐草模様をやや規則的に描くことでエキゾチックでモダンな雰囲気に仕上がっています。この鉢の一番の魅力と言えるのではないでしょうか。　室町から江戸時代にかけて現在のベトナム中北部から渡来した陶磁器は安南手（あんなんで）と呼ばれ、その素朴な魅力が多くの茶人の心をひきつけたと聞き及びます。　この中鉢の柄も、日本でその安南手を再現したものです。

形がモダン

この中鉢、横から眺めてみるといわゆる丸みとは無縁なスッと直線的に立ち上がったボディライン。　それはエッジにかけてさらに立ち上がりスマートな雰囲気を創りだしています。
内側（見込み）を見てみましょう。エッジから内側2cmくらいには段があり、この内側の円で全体のデザインが締まってみえます。　もしこのラインがないと、絵柄ばかりに目が奪われ全体に落ち着きなく、お料理がやや盛り付けにくくなります。　何気ないようでとても大切なラインだと思います。

中鉢の優しさと柔らかさ

優しさの秘密「絞り手」

しっかりとした強い文様にもかかわらず、どこかしら優しい印象を持ってしまうのはなぜでしょう。それは文様を細かくよくご覧いただくとご理解いただけると思います。青色の顔料を呉須（ごす）と言いますが、その呉須絵がこの中鉢の細かな貫入（ひび割れ模様）に染み込んで、まるで和紙に描かれた水彩画のように見えます。
顔料がにじんだ様子から「絞り手」と呼ばれているこの水彩画のようなテイストこそが優しさの秘密なのです。

盛り付けが楽しい中鉢

これまでご説明しましたようにエッジから2cmくらい内側の段が幅2cmのリムを作っています、その内側に呉須絵が描かれていない部分が直径8cmくらいある事になります。これによって
・盛鉢のような鉢いっぱいのお料理
・リムの内側に中鉢としてのお料理
・呉須絵の内側だけを目安に小鉢の量のお料理
3つの量でお料理を楽しむ事ができます。　普段のお料理・お客様やご友人をお迎えして・里帰りしたご家族を迎えてなどTPOに合わせた楽しい盛り付けができます。

この鉢の和食器テーブルコーディネート

リンクしているお品は、コーディネートした時点で通販でお求めいただける和食器やガラス食器です。
一部は、販売予定や販売終了をしてしまう事もありますのでご了承ください。

モダンな形状に素朴な青色を、水彩画のように繊細に描かれたエキゾチックな柄が魅力の中鉢です。その美しいデザインは、あなたのお料理を一層引き立て、盛り付けがより楽しくなること間違いなしです。

あなたの洗練された感性に応え、日々の食事を一段と特別な時間へと昇華させるこの和食器で、あなたの食卓を一層豊かで鮮やかなステージに変えてください。通販で大切にお届けします。